Yoruk Bahceli
[ロンドン 12日 ロイター] - スターマー英首相への辞任圧力が強まる中、12日朝方の欧州市場で英長期金利が約30年ぶりの水準に上昇、ポンドと株が下落している。
先週の地方選挙惨敗を受け、政務官が辞任し、約80人の議員が公然と退陣を要求している。0830GMT(日本時間午後5時30分)から閣議を行われている。
英10年債利回りが11ベーシスポイント(bp)上昇(価格は下落)して5.11%と、イラン紛争に起因するインフレ懸念を受けて3月に記録した2008年以来の高水準に迫った。
財政リスクに敏感な長期の20年債利回りと30年債利回りはそれぞれ5.12%、5.80%と、1998年以来の高水準を付けた。
証券会社XTBのリサーチディレクター、キャスリーン・ブルックス氏は「債券市場は、スターマー氏の退陣の可能性だけでなく、後任が誰になる可能性があるか、また、英国が負担しきれないさらなる財政的公約につながる長期的な指導部争いの見通しにも反応している」と述べた。
ポンドは対ドルで0.7%下落し1.351ドル、対ユーロでは0.4%安の86.92ペンスとなった。
株式市場も圧迫され、FTSE100種総合株価指数は0.5%安。銀行株が売られ、バークレイズが4%安、ナットウエストとロイズはそれぞれ3%超下落。
英金利先物市場は、12月までに約68ベーシスポイント(bp)の金融引き締めが行われることを示唆。3回の0.25%利上げが完全に織り込まれる水準に近づいている形で、11日の約56bpから拡大した。