Hiroko Hamada

[東京 12日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は3営業日ぶりに反発し、前営業日比324円69銭高の6万2742円57銭で取引を終えた。前日の米ハイテク株高を好感する形で朝方は一時800円高となったが、買い一巡後にマイナス転換する場面があった。韓国の総合株価指数(KOSPI)の急落に連動して日経平均も下落したが、その後はプラス圏でもみ合った。日経平均は短期的な過熱感も意識され、一段と上値を追う展開にはならなかった。

日経平均は前営業日比200円高でスタートした後、上げ幅を拡大したが、前場後半に259円安まで水準を切り下げた。韓国株が一時急落しリスクオフムードが強まる中、日経平均もつれ安となった。韓国株安について、市場では韓国のサムスン電子の労働組合によるストライキ予告報道が嫌気されたとの指摘があった。

ただ、売りが一服した後はプラスに転じ、一進一退の展開が継続。後場の値幅は310円程度にとどまり、方向感は乏しかった。足元の企業決算を受けた物色は活発で、好決算銘柄には買いが集中した。

一方、相場全体としては「中東情勢の先行きが不透明な中で、様子見ムードが続きそうだ」(マネックス証券のチーフ・マーケット・アナリスト、吉野貴晶氏)との声が聞かれた。日経平均が初めて6万3000円台に乗せた7日は米国とイランの和平交渉の進展期待が高まっていた。吉野氏は「6万3000円台定着となり、さらに上値を追うには戦闘終結に向けた進展など新たな材料が必要だろう」と話している。

TOPIXは0.83%高の3872.9ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.84%高の1997.22ポイントだった。プライム市場の売買代金は10兆4392億4800万円だった。東証33業種では、その他金融、非鉄金属、石油・石炭製品など20業種が値上がり。水産・農林、小売、食料品など13業種は値下がりした。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が2.85%安の818.64ポイントと、5営業日ぶりに反落した。

個別では、決算を受けて古河電気工業、川崎重工業が大幅高。一方、前日に決算を発表したJX金属は大幅安となった。

指数寄与度の大きいソフトバンクグループは堅調。AI(人工知能)・半導体関連ではキオクシアホールディングスが小幅高、フジクラが大幅高となった。

プライム市場の騰落数は、値上がり674銘柄(42%)に対し、値下がりが849銘柄(53%)、変わらずが50銘柄(3%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 62742.57 +324.69 62618.72 62,158.43

─63,218.51

TOPIX 3872.90 +31.97 3856.17 3,837.93─

3,891.67

プライム市場指数 1997.22 +16.64 1988.23 1,979.46─

2,006.84

スタンダード市場指数 1688.91 -7.00 1700.27 1,687.81─

1,710.15

グロース市場指数 1050.10 -28.94 1078.08 1,042.18─

1,085.13

グロース250指数 818.64 -24.02 841.55 811.31─84

7.91

東証出来高(万株) 281228 東証売買代金(億 104392.4

円) 8

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