[東京 12日 ロイター] - 来日中のベセント米財務長官は12日、高市早苗首相、片山さつき財務相とそれぞれ会談する。週後半の米中首脳会談を控え、日米で中東や東アジア情勢、経済安全保障などについて認識をすり合わせる。特に片山財務相とは、日本が介入を実施した為替の円安をめぐって足並みをそろえられるかが焦点となる。
べセント長官はトランプ米大統領の訪中を前に日本に立ち寄った。到着した11日に片山財務相と夕食をともにし、12日に財務省内で対面で会談する。両氏は、主要7カ国(G7)や20カ国・地域(G20)など国際会議の場でも2国間の会談を重ねており、日本政府関係者は「米当局とはこれまで以上に親密」と口をそろえる。政府、日銀が大型連休中に実施した円買い/ドル売り介入に対し、米側がどういったスタンスを示すかが注目される。
べセント氏は昨年10月の訪日時、「日本政府が政策運営の裁量を日銀に与える姿勢はインフレ期待を安定させ、過度な為替変動を回避する上で重要」とソーシャルメディアのXに投稿した。金融政策運営をめぐり、こうした認識が改めて示されれば、市場の追加利上げ観測が強まる展開も予想される。
ベセント氏は高市首相とも会談する。関係者によると、日銀の植田和男総裁との会談も模索している。