Bart H. Meijer
[アムステルダム/ロンドン 8日 ロイター] - 英保健安全保障庁(UKHSA)は、南大西洋のトリスタンダクーニャ島にいる英国人1人から、ハンタウイルス感染の疑いがある新たな症例が確認されたと発表した。人口わずか約200人の同島には、集団感染が発生したクルーズ船が4月15日に寄港していた。
8日のUKHSA最新情報によると、英国人2人のハンタウイルス感染がすでに確認されている。
新たな感染疑い例についてはこれ以上の詳細を明らかにしていない。
クルーズ船「MVホンディウス」を巡る集団感染ではオランダ人夫婦とドイツ人1人の計3人が死亡。感染が確認された他の4人(英国人2人、オランダ人1人、スイス人1人)は、オランダ、南アフリカ、スイスの各病院で治療を受けている。
同船は10日にテネリフェ島に入港する予定。UKHSAは、船内にいる英国籍の乗客のうち、症状を示していない国民については航空機で帰国した後に45日間の隔離を要請すると述べた。
4月24日にはセントヘレナ島で英国人7人が同船から下船。現在2人はすでに英国で隔離中、4人は同島に滞在しており、1人は英国国外で所在が確認されているという。
一方、米疾病対策センター(CDC)はハンタウイルスについて、緊急対応「レベル3」に分類した。これは緊急対応態勢では最も低いレベルに当たる。