まさかのヘアサロンでのぼったくり
病院やクリニックでも不必要な高額検査や高額施術を行うぼったくりが頻発するが、最近ではヘアサロンの高額請求が話題になっている。日本人観光客がソウル江南のサロンでカットとパーマをしてもらいカードで支払ったところ領収書に79万9000ウォンと記載されていた。パーマとカラーリングで101万ウォンを請求された外国人もいる。
韓国の理容・美容業者はカットやパーマ、カラーリングなど3種以上のサービスを提供する際、総額と内訳の事前提示が義務付けられるが、2種以下なら事前提示は任意である。日本人観光客はさらに50万ウォンのヘアケア製品を勧められたが、法外な値段に断ったという。
イタチごっこは続く
政府やソウル市がぼったくり対策を強化するたび、新たな手口が現れるいたちごっこが続いている。だが問題の根は深い。韓国でカード決済情報は売上・経費・所得控除などの基礎データとしてカード会社から国税庁に提出されるため、カード払いが一般的な韓国人や在住外国人を相手にしたぼったくりは証拠が残る。そのため、現金を持ち歩く傾向のある日本人など外国人旅行者が標的になりやすい。
筆者が日本人だと気づいた飲食店主から「日本人はごまかせない」と冗談めかして言われたことがある。次々と料理や酒を注文する韓国人は、何をどれだけ頼んだか覚えていないので多少ごまかしても気づかないが、日本人は概算を把握しているのでごまかせないという。冗談めかしていたにせよ隙を窺っているといえなくもない。
そう考えるとぼったくりは韓国社会に根付いている“文化”のようなものである。なくなることはないだろう。