Marc Jones
[ロンドン 30日 ロイター] - 格付け会社フィッチは、アラブ首長国連邦(UAE)が石油輸出国機構(OPEC)からの脱退を決定したことについて、同国の指標にすぐさま影響を及ぼさないものの、長期的には石油収入の増加につながる可能性があると述べた。
中東ソブリン格付け担当責任者ポール・ギャンブル氏は30日に開催されたウェビナーで「短期的に全く違いはない」と指摘。その理由として、ホルムズ海峡の事実上の封鎖が同国の石油輸出に与える甚大な影響を挙げた。
しかし、同海峡が完全に再開されれば、UAEはもはやOPECの決定に縛られることがなくなるため、石油輸出を拡大する可能性が高いとした。
これは同国の「バランスシート」に寄与するものの、「AA-(安定的)」という信用格付けの引き上げには、依然として石油依存からの経済多角化と「地政学的リスク」の改善が必要となる可能性が高い。
フィッチの格付けは、S&Pグローバルおよびムーディーズの格付けよりもすでに1段階低い。