Yadarisa Shabong Richa Naidu

[30日 ロイター] - 英食品・家庭用品大手ユニリーバは30日、イランを巡る紛争に関連して予想以上に増大しているコストを吸収するため、製品販売価格を引き上げると表明した。

ユニリーバによると、物流費や生産費を含めて通期のコストは約7億5000万-9億ユーロ(8億7600万-10億5000万ドル)膨らむ見込み。スリニバス・パタク最高財務責任者(CFO)は、これは年初時点で想定していたよりおよそ3億5000万-5億ユーロ上振れすると説明した。

パタク氏は、値上げは頻繁かつ小刻みに実施することになると述べ、インフレ圧力が続くなら、値上げ幅の目安である2-3%の上限に達する可能性があると付け加えた。

値上げ対象は、石油由来成分を多く含むホームケア製品が中心で、主として年後半に影響が出てくるとみられる。

パタク氏は、地域別ではアジア、アフリカ、中南米の一部で最も大幅な値上げが予想されるとの見方を示した。

一方、アナリストの1人は、ユニリーバは販売数量の増加につながる形での値上げが必須になると指摘。特に欧州の先進国市場での値上げは簡単に進まないと付け加えた。

それでもユニリーバは、通期の売上高・利益率見通しは据え置き、経済の不確実性を乗り切っていけるとみている。

今年1-3月期の基調的売上高伸び率は3.8%で、アナリスト予想の3.6%を上回った。

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