Katie Paul

[ニューヨーク 30日 ロイター] - 米メタ・プラットフォームズのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は30日、レイオフを計画している理由として人工知能(AI)向け設備投資負担の増大を挙げ、さらなる人員削減にも含みを残した。

ザッカーバーグ氏は従業員集会で「当社には2つの大きなコスト要因がある。計算能力のインフラと人件費だ。もしコミュニティーにサービスを提供するため、一方の分野への投資を増やせば、その分だけもう一方に振り向ける資本は少なくなる。つまり企業規模をある程度縮小する必要があるということだ」と述べた。

またザッカーバーグ氏は、メタが進めている新たな「AIネイティブ」構造を軸としたチーム再編や、業務を自律的にこなすAIエージェント構築に向けた取り組みと、今回の人員削減は無関係だと付け加えた。

メタがこうした事業構造転換を推進する中でレイオフ計画に関して沈黙していたことから、従業員の反発が高まり、社内のメッセージフォーラムに公然とザッカーバーグ氏や経営陣を批判する意見が投稿されるケースも出ているようだ。

ロイターがレイオフ計画を報じたのは今年3月。それ以降でザッカーバーグ氏が従業員にこの問題を直接説明したのは今回が初めてだった。

メタは5月20日までに従業員の約10%をレイオフすることを目指し、年後半に追加の人員削減を計画中とされる。

ザッカーバーグ氏ら経営陣は5月のレイオフは認めたが、それ以降の方針については明確にすることを拒んでいる。

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