[29日 ロイター] - トランプ米政権がトランプ関税の還付を5月11日ごろまでに開始する見通しであることが、国際貿易裁判所(CIT)に28日提出された命令書で明らかになった。
還付手続きを担当する判事は命令書で、国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づく関税の対象となった輸入申告のうち、約21%が「CAPE(輸入申告の統合的な処理・管理手続き)」と呼ばれる新たな手続きを通じて還付対象として受理されたと述べた。
同判事によると、CAPEを通じてIEEPA関税申告のうち約3%が清算を終え、米財務省による支払いを含む還付段階にあるという。
連邦最高裁は2月下旬、トランプ大統領が非常事態権限に基づいて発動した広範な関税措置を違法とする判断を下したが、どのように関税を還付するかについては判断を示さず、手続きを巡る不透明感が残っていた。
文書によると、26日時点で受理済みの申告約174万件が清算を終え、還付手続きに入っているという。対象となる可能性があるのは、33万社余りが約5300万件の申告で支払った関税で、総額は約1660億ドルに上る。