[北京 30日 ロイター] - 中国国家統計局が30日発表した4月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は、生産と在庫積み増しが堅調だったことから2カ月連続で拡大した。中東での戦争に起因する外的ショックにもかかわらず、成長の勢いが維持されていることを示した。

製造業PMIは50.3と、3月の50.4から低下したものの、景気拡大と縮小の分岐点となる50を上回った。ロイターがまとめたエコノミスト予想の中央値(50.1)も上回った。

内訳を見ると、生産指数はやや拡大ペースを速めた一方、新規受注指数は3月の51.6から50.6に低下。原材料在庫指数は改善したが、縮小圏にとどまった。

ただ、イラン戦争が長期化すれば世界経済の重しとなり、外需を圧迫する公算が大きい。国内消費が低迷する中、外需は成長を支える上で不可欠な役割を果たしている。

第1・四半期の景気は堅調で、国内総生産(GDP)成長率は前年同期比5.0%と、政府の通年目標レンジの上限に達し、直ちに景気刺激策を打ち出す必要性は薄らいだ。

しかし、失業率は小幅に上昇し、小売売上高は鉱工業生産を下回るパフォーマンスが続いた。

また国家統計局によると、サービス業と建設業を含む非製造業PMIは、3月の50.1から49.4に低下した。

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