Olivia Le Poidevin
[ジュネーブ 29日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は29日、イラン紛争開始以降、医療施設と医療従事者に対する攻撃が世界的に顕著に増加していると懸念を示した。
WHOによると、2月末に米国とイスラエルがイラン空爆を開始する以前は、世界の医療施設と医療従事者への攻撃は1日平均約3.7件だったが、現在は4.3件に増加している。また、紛争勃発以降、中東地域全体で50の病院と民間医療施設が閉鎖され、16の病院が被害を受けたという。
WHOの緊急保健介入担当ディレクター、アルタフ・ムサニ氏は「これは医療が標的になっていることを明確に示している」とジュネーブで記者団に述べた。
攻撃には、病院・診療所への空爆や砲撃、医療従事者の逮捕や脅迫が含まれる。
ムサニ氏は「医療が最も必要とされるときに攻撃されており、医療機能に深刻な影響が生じている」と述べた。
WHOのテドロス事務局長はこうした攻撃を繰り返し非難して責任追及を求めており、医療機関への攻撃が149件確認されているレバノンの事例を挙げた。