Darya Korsunskaya Gleb Bryanski
[モスクワ 29日 ロイター] - ロシア経済省が29日発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)速報値は前年同期比0.3%減となり、2023年以来初めて四半期ベースでマイナス成長となった。ウクライナ戦争、西側諸国による対ロシア制裁、高い金利水準が重しになった。
3月のGDPは前年同月比1.8%増で、2月の1.1%減、1月の1.8%減からプラスに転じた。25年第4・四半期はプラス1.0%、25年第1・四半期はプラス1.3%だった。
統計発表に先立って国内銀行最大手ズベルバンクは、第1・四半期の低調な経済実績を受けて、26年のGDP成長予測を従来の1-1.5%から0.5-1%へ引き下げた。タラス・スクヴォルツォフ副最高経営責任者は「金融環境の引き締めを背景に、国内経済は第1・四半期の状況が厳しかった」と述べた。
ロシア中銀は先週の政策金利決定会合後、年初の付加価値税(VAT)税率引き上げや大雪による建設セクターへの影響といった一時的要因がマイナス成長の主な要因だと説明した。
ロシア経済は23年第1・四半期に0.8%のマイナス成長となった後は四半期ベースでプラス成長を維持。ウクライナ戦争に伴う防衛関連部門の急拡大が成長に寄与してきた。