Michael S. Derby
[ワシントン 29日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は29日、来月の議長としての任期終了後も、理事としてFRBにとどまる意向を示した。期間は未定としつつ、FRBに対する政治的な攻撃が収束に向かい始めるとの期待を示した。
パウエル氏は、議長として最後となる連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で「5月15日に議長としての任期が終了した後も、一定期間、理事として職務を継続する」との意向を表明。「目立った反対派のような存在になろうとしているわけではない」とした上で、FRBを取り巻く政治情勢が「落ち着き」、FRBが本来の使命に集中できるようになることを見届けたいとした。
パウエル氏はその上で、「適切な時期と判断した時点で」FRBを去るとし、これはFRBの金融政策遂行能力を脅かす一連の法的攻撃に対する懸念を反映したものだと語った。
パウエル氏は、政治的攻撃が「FRBという組織を傷つけ、国民にとって本当に重要な、政治的要因を考慮せずに金融政策を実施する能力を危険にさらしていることを懸念している」とし、米国民が政治的影響を受けないFRBを信頼できることが重要だとの考えを改めて示した。