[ベルリン 29日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が29日発表した4月の消費者物価指数(CPI)速報値は、欧州連合(EU)基準(HICP)で前年同月比2.9%上昇し、伸びは前月の2.8%からやや加速した。イラン戦争を背景としたエネルギー価格の高騰が主因となった。

ロイターがまとめたアナリスト予想では、HICP上昇率は3.1%と見込まれていた。

エネルギー価格は前年同月比10.1%上昇した。

一方、変動が激しい食品とエネルギー価格を除いたコア指数は4月に前年同月比2.3%上昇と、3月の2.5%から伸びが鈍化した。

ドイツのインフレ統計は、30日に発表されるユーロ圏のインフレ率に先立つものとなる。ロイター調査によると、ユーロ圏の4月のインフレ率は前年同月比2.9%と、前月の2.6%から加速すると予想されている。

欧州中央銀行(ECB)は30日の理事会で政策金利を据え置く公算が大きい。ただ、市場では次回6月会合での利上げが議題に上る可能性が高いとみられている。

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