Emma Rumney
[ロンドン 29日 ロイター] - デンマークのビール大手カールスバーグは29日、第1・四半期の販売量が約1年ぶりに増加したと発表した。ビール業界がイラン戦争によるコスト上昇や需要減退のリスクに直面する中、明るい材料となった。
ビール各社は悪天候や地政学的な不透明感などを背景に販売の伸び悩みに見舞われている。さらに中東紛争により、缶やボトル、肥料の価格が上昇する可能性があるほか、消費者の懐が一段と圧迫され、先行き不安が高まる恐れがある。
ヤコブ・アールプ・アンデルセン最高経営責任者(CEO)はロイターに対し、サプライチェーンやコモディティーへの影響は紛争が解決したとしても2026年の大半にわたって続く可能性が高いとの見方を示し「年内いっぱい危機が続くことを前提に計画を立てている」と述べた。
第1・四半期の総販売量はM&A(合併・買収)や為替変動の影響を除いたベースで2.8%増加し、アナリスト予想を上回った。25年は一貫して販売量が減少していた。
第2・四半期も販売量の増加を見込んでおり、通年でも販売量の伸びを予想しているとした。