[チューリヒ 29日 ロイター] - スイスの金融大手UBSが29日発表した第1・四半期決算は、純利益が市場予想を上回った。中東の紛争に起因する市場の混乱を背景に、トレーディング収入が過去最高を記録した。
株主帰属純利益は30億ドルで前年比80%増。同社が提供したアナリストの予想の平均23億ドルを大きく上回った。
投資銀行部門の収入は前年比27%増加した。トレーディング部門が過去最高を記録したことが寄与した。グローバルウェルスマネジメント部門では、基礎的な取引ベース収入が17%増加した。
グローバルウェルスマネジメント部門の新規資産の純流入は370億ドル。このうち米州地域では53億ドルの資金流入があり、前四半期の資金流出から一転した。
UBSは決算発表に添えた声明で、第2・四半期に入っても市場はおおむね底堅く推移しており、中東紛争の外交的解決が可能との期待感を反映していると説明。ただ、リスクは高まっており、状況が急変する可能性もあり、顧客心理に影響を及ぼしかねないとも続けた。