Tom Sims Jörn Poltz

[フランクフルト 29日 ロイター] - ドイツ銀行が29日発表した 第1・四半期決算は、与信リスクに対する引当金の増加や為替のマイナス影響にもかかわらず市場予想を上回り、クリスティアン・ゼービング最高経営責任者(CEO)の下での最高益を記録した。

2026年の投資銀行部門の収入見通しも上方修正した。

第1・四半期の株主帰属純利益は19億1200万ユーロ(22億2000万ドル)で、前年同期の17億7500万ユーロから増加。アナリスト予想の17億6800万ユーロを上回った。

ドイツ銀行は第1・四半期に始まった新たな3カ年計画でより野心的な利益率とコスト目標の達成を目指しているが、イラン情勢に伴い経済や市場に混乱が生じている。

第1・四半期は信用損失引当金として5億1900万ユーロを計上。前年同期の4億7100万ユーロから増加し、アナリスト予想の4億4700万ユーロを上回った。

同行は引当金について「マクロ経済の不確実性を反映」した上乗せ分が含まれると説明した。

投資銀行部門は予想通り収入が横ばいだったものの、引き続き最大の収入源となった。このうち債券・為替取引が1%の減収となったが、市場予想(3%減)より小幅な減少にとどまった。

リテール部門は5%の増収で予想(4.4%増)を上回った。一方、コーポレート部門は3%の減収となり、予想(約0.8%減)より大幅な落ち込みとなった。

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