Foo Yun Chee

[ブリュッセル 29日 ロイター] - 欧州連合(EU)加盟国と欧州議会は28日、人工知能(AI)規制の緩和を巡って12時間に及ぶ協議を行ったが、合意に至らなかった。協議は来月再開する。

AI規制法(AI法)は2024年8月に発効し、主要部分は今年から段階的に施行される。今回の修正案は、デジタル分野の数多くの規制を簡素化し、米国やアジアの競合に後れを取る欧州企業を支援することを目的とした欧州委員会の「デジタル・オムニバス」の一環。

EUの輪番議長国を務めるキプロスの当局者は「欧州議会と合意できなかった」と述べた。

オランダのキム・ファン・スパレンタック議員は、合意に至らなかったことを批判。「ビッグテック(巨大IT企業)はおそらくシャンパンを開けているだろう。一方で、安全性を重視し、事前の準備を怠らなかった欧州企業は規制の混乱に直面することになる」と述べた。

関係者によると、次回の協議は2週間後に行われる見通しだ。

今回の協議は、製品安全規則など既にセクター別の規制の対象となっている産業をAI規制の対象から除外すべきだと一部の国や議員が主張し、行き詰まったという。

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