[28日 ロイター] - トランプ米政権が、アンソロピックの人工知能(AI)モデルを連邦政府機関が導入できるようにするための指針を策定しているもようだ。米ニュースサイトのアクシオスが関係者の話を引用して報じた。アンソロピックは「サプライチェーン(供給網)上のリスク」に指定されたが、この問題を回避し、「クロード・ミュトス」といった新AIモデルを導入できるようになる可能性があるという。

米国防総省は3月、自律型兵器や国内監視への技術利用を巡る対立を受けてアンソロピックを「サプライチェーン(供給網)上のリスク」に指定。政府契約業者が米軍向け業務でアンソロピックの技術を使用することを禁止した。

アクシオスは関係者の話として、検討中の大統領令の草案は、政権がアンソロピックとの対立を緩和する道筋となる可能性があるとした。国防総省の高官らはアンソロピックの問題で強硬姿勢を崩していないが、他の関係者は対立が逆効果になっていると考え、歩み寄りの姿勢を見せているという。

アンソロピックのダリオ・アモデイ最高経営責任者(CEO)は17日にホワイトハウスを訪問し、関係修復に向け政権高官らと会談した。トランプ大統領は21日、アモデイ氏と政権高官との会談が「非常に良好だった」と評価し、国防総省などとの提携再開に前向きな考えを示唆した。

ホワイトハウスはロイターのコメント要請に返答していない。アンソロピックはコメントを控えた。

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