Dawn Chmielewski David Shepardson Trevor Hunnicutt
[ロサンゼルス 28日 ロイター] - 米連邦通信委員会(FCC)は28日、深夜トーク番組の司会者ジミー・キンメル氏のジョークを巡り、同氏の降板をホワイトハウスがABCに求めたことを受け、同ネットワーク傘下のテレビ局の放送免許に関する審査を早期に実施する命令を出した。
トランプ政権とABCの親会社ウォルト・ディズニーの対立は同社の新最高経営責任者(CEO)ジョシュ・ダマロ氏が直面する最初の危機となる。
命令書によると、キンメル氏を巡る前回の対立が主に言論の自由に関してだったのとは異なり、今回FCCが標的としているのはディズニーの多様性や包摂性に関する取り組みの実績だ。審査の対象にはディズニーが保有するABCの8局が挙げられている。
ディズニーは5月28日までに回答する必要がある。
FCCが放送免許を取り消したのは40年以上前が最後で、同委員会がそうした手続きを取る場合は通常、行政法判事による審理を要する長期にわたるプロセスとなる。
キンメル氏は23日放映されたABCの番組で、毎年恒例のホワイトハウス記者協会の夕食会をパロディーにし、メラニア大統領夫人について「未亡人になることを待ち望んでいるような輝きを放っていた」と述べていた。
25日に開かれた夕食会では、武装した男が警備を突破しようと大統領警護隊(シークレットサービス)に発砲したとして逮捕され、殺人未遂などの容疑で訴追された。大統領夫妻は無事だった。
ディズニーはFCCからの命令を受領したことを明らかにした。「FCCの規則を完全に順守し、信頼できるニュース、緊急情報、公益番組を通じて地域社会に貢献してきた長い実績がある」とし、「適切な法的手段を通じて、そのことを示す用意がある」と述べた。