[バンコク 28日 ロイター] - タイ財務省は28日、中東紛争の影響を理由に、2026年の成長率予測を従来の2.0%から1.6%に下方修正した。ただ、政府の対策が経済活動をある程度下支えすると説明した。
25年の成長率は2.4%だった。
財務省財政政策局のトップは記者会見で、成長率予想には消費者向けの補助金制度など政府の支援策が織り込まれていると説明した。
成長けん引役の輸出については、26年の伸び率を1月時点の1.0%増から6.2%増に上方修正したと述べた。
26年の総合インフレ率は、従来予想の0.3%から3.0%に引き上げた。中銀の目標レンジは1─3%。
民間投資は3.2%増、政府投資は1.7%増、民間消費は2.3%増と予想した。
財政政策局のトップは中東紛争によってエネルギーコストが押し上げられているものの、インフレ率は目標の範囲内にあり、投資も拡大基調にあるため、スタグフレーションを懸念する必要はないと述べた。その上で同省と中央銀行が状況を注視しているとした。
外国人観光客訪問数は3350万人と、従来予想の3550万人から下方修正した。