[東京 28日 ロイター] - 三菱電機は28日、2027年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前年比16.5%増の4750億円になりそうだと発表した。政府の防衛費増額を背景に防衛事業の規模が拡大、ファクトリーオートメーション(FA)事業なども伸長を見込み、過去最高を更新する。IBESがまとめたアナリスト14人のコンセンサス予想4619億円を上回った。

中東情勢の今期業績への影響は、原油価格を1バレル=100ドルと想定し60億円程度と見積もった。ナフサ由来の樹脂の調達や輸送費がかさむとみる。樹脂を最も多く使う空調・家電事業への影響が大きいという。

想定為替レートは1ドル=150円(前年実績151円)、1ユーロ=175円(同176円)、1人民元=21.5円(同21.4円)とした。

26年3月期の連結純利益は前年比25.8%増の4077億円と最高益だった。空調・ビルシステムやFA、防衛・宇宙などが好調だった。値上げも収益を押し上げた。

記者会見した漆間啓社長はローム、東芝と進めるパワー半導体事業の統合協議について、「これをきちんと進めていく」と語った。ロームの買収に名乗りを上げていた自動車部品大手のデンソーは、この日提案を取り下げた。

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