Noriyuki Hirata

[東京 28日 ロイター] -

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 159.20/159.21 1.1705/1.1707 186.32/186.33

午前9時現在 159.35/159.39 1.1722/1.1724 186.79/186.80

NY午後5時 159.42/159.43 1.1720/1.1722 186.82/186.91

午後3時のドルは、前週末ニューヨーク市場終盤に比べ円高となる159円前半だった。月末のドル需要などに支援されたが、日銀の金融政策決定後に円高方向に振れた。今回会合での利上げは見送られたが、3人の委員が利上げを主張したことなどが、市場ではタカ派寄りとの受け止めにつながった。

朝方に159円前半で推移していたドルは、仲値公示に向けて159円半ばへと上昇したが、次第に日銀会合の結果待ちとなってもみ合いが続いた。正午過ぎに日銀の決定が伝わると円が強含み、ドルは一時158円後半に下落する場面があった。

今回の会合で日銀は政策金利を据え置いたが、3人が政策金利の据え置きに反対して利上げを主張し、市場ではタカ派寄りとの受け止めが先行した。展望リポートでは、26年度の実質国内総生産(GDP)​の見通しを大きく引き下げて前年度比0.5%増とした一方、消費者物価指数(除く生鮮食品、コアCPI)の見通​しは2.8%上昇と大幅に引き上げた。

発表直後の円高方向の動きは「(事前に)さほどタカ派でないと、高をくくっていた分の反動が出た」(外為どっとコム総合研究所の神田卓也シニア為替アナリスト)との声が聞かれた。

午後3時半から植田和男総裁の会見を控えており、6月会合での利上げに対する考え方がポイントになるとみられており、前のめりの姿勢が示されれば、一段の円高もあり得るとの見方もある。物価見通しを引き上げながら、利上げを見送った理由にも関心が寄せられる。「回答が明確でない場合、一転ハト派との受け止めに変わりかねない」(神田氏)との見方もあった。

イラン情勢では、米当局者が27日、トランプ大統領がイランの新たな提案について、核開発計画に関する協議を先送りする内容であることを理由に不満を抱いていると明らかにしたが、市場では引き続き協議進展への思惑は根強い。午前中には片山さつき財務相の閣議後会見での円安けん制発言が伝わったものの、相場の反応は限られた。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。