Kanishka Singh

[ワシントン 27日 ロイター] - トランプ米政権が国家科学審議会(NSB)の全委員22人を解任したことが27日、解任された委員2人の話で明らかになった。

NSBは1950年に設立された独立機関で、米国立科学財団(NSF)を監督するとともに、大統領と議会に科学・工学に関する政策について助言する役割を担ってきた。委員の任期は6年。

トランプ氏は2025年1月の就任以降、独立機関への圧力を強めてきた。政治専門家らは、政権が忠実な支持者を要職に据え、独立した立場や批判的な意見を持つ人物を排除することで、これらの組織を再編しようとしていると指摘する。

ヨランダ・ギル委員とケイバン・スタッスン委員は、委員らが24日に即時解任を通告されたと明らかにした。

ギル氏は「NSBの現委員22人全員が24日に即時解任された。理由は示されなかった」と述べた。

スタッスン氏は「連邦政府全体、特に科学研究に関して政権が同様の措置を講じているのを見てきた。時間の問題だと思っていた」と述べた。

ホワイトハウスの当局者は、設立時に議会がNSBに与えた権限の見直しが必要となる可能性があると述べた。一方で、NSFの活動は「中断することなく継続している」と説明した。

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