[台北 28日 ロイター] - 台湾国防部(国防省)は27日夜、台湾海峡の澎湖諸島付近の海域で活動する中国の軍艦2隻を確認し、監視のため海軍および空軍を派遣したと発表した。

台湾を自国領土と見なす中国は、軍艦や軍用機を台湾周辺にほぼ毎日派遣し、台湾政府はこれを非難している。

国防部は中国軍用機の位置情報を毎日発表しているが、中国の軍艦の活動場所に関する詳細を公表することは稀で、通常は空母を確認した場合に限られる。先週も空母の通過が確認された。

発表によると、台湾の海軍および空軍の主要基地が置かれ、海峡の台湾側に近い澎湖諸島の南西海域に、中国の駆逐艦1隻とフリゲート艦1隻が進入した。台湾軍が「この編隊を厳重に監視し、海軍および空軍を用いて適切に対応した」と発表したが、詳細は明かさなかった。

また、中国軍の2隻の航空写真を公開したが、正確な位置については明らかにしなかった。

中国国防省はコメント要請に回答していない。

台湾国防部が28日発表した過去24時間の中国軍の活動に関する日次報告では、台湾周辺で活動する中国軍艦は計9隻で、軍用機22機が確認された。報告では中国軍用機の位置を示す地図が公開され、大半は台湾海峡内および台湾の北方と南西方に集中していたが、軍艦の位置に関するその他の情報は示されなかった。

台湾の頼清徳総統は同日、台北で沿岸警備隊の幹部らを前に演説し、中国の「グレーゾーン」作戦(目に見える戦闘に訴えることなく敵を消耗させる戦術)や心理的圧力が日増しに強まっていると指摘。「彼らは現状を損なう新たな常態をつくり出そうとしている」と付け加えた。

また、海軍の補助的役割として中国の活動を監視する最前線に立っている台湾の海岸警備隊について、その能力を強化すると述べた。ドローン(無人機)の配備拡大、次世代レーダーシステム、赤外線サーマルイメージングシステムを活用した、海空一体型の監視能力が含まれるという。

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