[バンコク 24日 ロイター] - タイ商務省が24日発表した3月の輸出(通関ベース)は前年同月比18.7%増え、伸びは前月の9.9%増から加速、ロイター調査の市場予想(9.75%増)を大きく上回った。人工知能(AI)関連製品やデータセンター用機器を中心とする電子製品向け需要が全体をけん引した。国別では米国向け輸出が好調だった。

輸出は21カ月連続で増加。輸出総額は351億6000万ドルと月間の過去最高を更新した。

貿易政策戦略局のナンタポン・チラレルスポン局長は記者会見で、タイ経済のけん引役である輸出は世界のテクノロジーサイクルから追い風を受け続けると予想されるが、中東における戦闘や世界経済を巡る不確実性、不安定なコモディティー価格に起因するリスクは依然として解消されていないと説明した。

2026年1─3月期の輸出は前年同期比17.6%増えた。

タイにとって最大の輸出市場である米国向け輸出は3月に前年同月比41.9%増えたが、中国向け輸出は1.1%減少、中東向け輸出は57.1%落ち込んだ。

工業製品の輸出は3月に前年同月比21.4%増えたが、農産物の輸出は10.7%減少した。

コメの輸出量は3月に前年同月比20.5%減り、1─3月期では前年同期比9.6%減の164万トンだった。

一方、3月の輸入は前年同月比35.7%増加した。この結果、貿易収支は33億4000万ドルの赤字となった。

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