Nick Carey

[北京 24日 ロイター] - 中国電気自動車(EV)大手BYD(比亜迪)は24日、ガソリン車に固執しているドライバーを取り込んで国内市場での優位性を強めるため、超急速充電の普及を推進する方針を示した。同社のステラ・リー副社長が自動車展示会「北京国際モーターショー」の会場でロイターに明らかにした。

世界最大のEVメーカーへと急成長を遂げたBYDだが、厳しい価格競争や国内勢との競争激化により、国内販売台数は7カ月連続で減少している。

リー氏は、航続距離への不安や充電時間の長さを理由にEVを敬遠している消費者を引き付けるために超高速「フラッシュ」充電機能を搭載したモデルを拡充していると述べた。

同社の第2世代電池は、気温マイナス20度の環境下でも、容量の20%から97%までを12分未満で充電でき、航続距離は777キロに達するという。リー氏は、この技術が競合他社との競争に対し強力な防御壁になると強調。その一環として、今後12カ月間で中国国内に約2万カ所、海外に6000カ所の超急速充電拠点を新設する計画だ。

BYDは販売台数が2020年の42万台から25年は460万台と10倍以上に増え、世界5位の自動車メーカーとなっている。

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