本研究の主導者で肺がんの専門医であるホルヘ・ニエヴァは、「この常識を覆すような結果は、本来は有益であるはずの食品に関連した、未知の環境的リスク因子の存在という重要な問題を提起しており、解明が必要だ」と述べる。
ニエヴァら研究チームは、そのリスク因子が農薬ではないかと推測している。
ニエヴァによれば、商業栽培された(非オーガニックの)農産物は、多くの加工食品や乳製品、食肉に比べて農薬の残留量が多い傾向にあるという。過去の研究でも、農薬にさらされる農業従事者の肺がん発症率が高いことが示されており、今回の仮説を裏付ける材料の1つと言える。
外部の専門家は、今回の結果を受けてフルーツや野菜の摂取を控えるべきではないと指摘する。数十年にわたる大規模な研究により、農産物を豊富に含む食生活は、心疾患や脳卒中、肥満、そして多くの種類のがんのリスク低下につながることが証明されているからだ。
ニエヴァはメディカル・ニュース・トゥデイに対し、「女性は男性よりもはるかに健康的な食事を摂る傾向にある。このことが、結果として全粒穀物やフルーツ、野菜に含まれる汚染物質に相対的に多くさらされることを意味しているのかもしれない」と語っている。
USCのチームは、農薬への曝露を直接測定し、それが若年性肺がんに本当に関与しているのかを確認するためには、さらなる研究が必要だとしている。