Andy Bruce William Schomberg

[23日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が23日発表した2025/26年度(3月末まで)の財政収支は1320億ポンド(1781億ドル)の赤字となった。対国内総生産(GDP)比で6年ぶりの低水準に縮小した。

財政赤字は予算責任局(OBR)の直近の予測を7億ポンド下回り、前年度の1519億ポンドから減少した。対GDP比は4.3%で新型コロナ危機前の水準を大幅に上回るものの、19/20年度以来の低水準を記録した。

一方、利払い費は976億ポンドと、前年度の854億ポンドから増加した。ロシアのウクライナ侵攻後にインフレが急騰した22/23年度に次いで過去2番目の高水準となった。

経常的な支出と税収の差額である経常財政赤字は25/26年度に対GDP比1.7%となり、前年度から0.9%ポイント低下した。19/20年度の0.7%以来の低水準となった。

PwC・UKのエコノミスト、ナビル・タレブ氏はリーブス財務相が借り入れ目標を達成できるかどうかに言及し、「よりスタグフレーション的な状況が形成されると予測されており、成長鈍化が財務相の財政余力に及ぼす影響について、すでに憶測が広がっている」と述べた。

「英国債利回りが一時、08年以来初めて5%に達した後に低下するなど、最近の債券市場の動きも、不確実性に対する英国の脆弱さを浮き彫りにしている」と指摘した。

3月単月では、財政収支は126億ポンドの赤字となった。ロイターがまとめたエコノミスト予測の中央値は103億ポンドの赤字だった。

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