Bharath Rajeswaran Vivek Kumar M

[23日 ロイター] - 英HSBCはインド株の投資判断を「ニュートラル(中立)」から「アンダーウエート(弱気)」に引き下げた。1カ月足らずで2度目の下方修正で、中東戦争に端を発したエネルギー価格の高騰が企業業績回復の持続性を脅かすとみている。

23日付のリポートで「現在のマクロ環境下ではインド(株式)は北東アジア市場と比べて魅力が低下している」と指摘した。代表的な株価指数であるNSE指数とSENSEX指数は年初来でそれぞれ6.7%、7.9%下落しており、世界で最も低調な市場の一つとなっている。

HSBCは石油・ガス市場の需給逼迫が4─6月期と7─9月期の大半を通じて続くと予想。こうした背景から、現在は前年比16%増となっている2026年の市場の利益予想は下方修正されるとみている。原油価格が20%上昇すれば、伸び率は1.5%ポイント押し下げられる可能性があるという。

国内株のバリュエーションはピークから調整したものの、業績予想の下方修正が進むにつれて再び割高になる可能性があると指摘した。また、原油高が続けばルピー安リスクなど外国人投資家の懸念材料が強まると警告した。

民間銀行、ベースメタル、ヘルスケアには選別的な投資機会が残っているものの、インド株全体の相対的な投資妙味は弱まっているとした。

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