Isla Binnie
[ニューヨーク 22日 ロイター] - 投資銀行RAスタンガーが22日公表したデータによると、富裕層向けプライベートクレジットファンドである「ビジネス・デベロップメント・カンパニー(BDC)」への新規資金流入が今年第1・四半期に前年同期比45%減少した。
BDCは資本を調達し、レバレッジをかけて未公開企業に貸し出すファンド。RAスタンガーのデータによると、非上場BDCの販売額は同期に89億ドルと、前年同期の163億ドルから減少した。
プライベートクレジットやプライベートエクイティ(PE)企業は長年、低金利環境下でソフトウエア企業への貸し付けや企業買収を手がけてきただけに、最近では人工知能(AI)がソフトウエア業界を混乱させるとの不安が波及。融資基準やバリュエーションの透明性を巡っても疑念が生じている。
RAスタンガーのケビン・ギャノン会長兼最高経営責任者(CEO)は声明で、プライベートクレジットからの資金流出は「今や明確に起こっている」と明言した。
同社のデータによると、第1・四半期に不動産ファンドへの資金流入は前年同期比26%増加、インフラファンドへの資金流入は14%増えた。