Giuseppe Fonte Gavin Jones

[ローマ 22日 ロイター] - イタリアは22日、エネルギー価格高騰と中東情勢混乱を反映して経済成長見通しを引き下げた。また、財政赤字と公的債務の予想を上方修正した。

ジョルジェッティ経済・財務相は、政府の新たな予算枠組みが閣議承認された後、今年と来年のイタリアの経済成長率はともに0.6%になる見通しだと記者団に述べた。

昨年9月時点の目標はそれぞれ0.7%と0.8%だった。

ジョルジェッティ氏は「われわれが直面しているのは通常の状況ではなく、全く異例の事態だ。戦争が起きている」とし、米・イスラエルとイランの紛争に言及した。

また、国内総生産(GDP)見通しを取り巻く現在の不確実性を踏まえ、「数週間以内に予想の見直し、調整、更新が必要になるだろう」と述べた。

イタリアは、高額な国費投入による建設奨励策に支えられてコロナ禍から力強く回復したが、その後はユーロ圏で最も低迷する国の一つに戻っている。

ジョルジェッティ氏は28年の経済成長率を0.8%と予想。欧州連合(EU)の復興基金から数十億ユーロが継続的に投入されているにもかかわらず、23─28年に6年連続で成長率が1%未満にとどまることになる。

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