Sam Tabahriti
[ロンドン 22日 ロイター] - 英議会はこのほど、現在18歳未満の若者と今後生まれる人が一生涯、紙たばこや電子たばこを買えないようにする法案を承認した。チャールズ国王の裁可を経て近く成立する見通しだ。
法案は、2009年1月1日以降に生まれた人に対するたばこの販売を禁止し、禁止対象の年齢を毎年1歳ずつ引き上げる。これにより、禁止対象の層は生涯たばこを買うことができなくなる。法案は来週、国王裁可を受ける。
法案はまた、18歳未満への電子たばことニコチン製品の販売禁止や、広告、表示、無料配布、値引きの制限などを盛り込んだ規制を厳格化する。
英政府は、この措置が喫煙を減らすとともに、若者がニコチン中毒になるのを防ぎ、国家医療制度(NHS)への長期的な負担を軽減するのに役立つと説明している。
ストリーティング保健・社会福祉相はこの法案が承認されたことについて、国家の健康にとって歴史的な転機だと指摘。「英国の子供たちは初の禁煙世代となり、生涯にわたって(たばこの)中毒や害から守られる」と述べた。
さらにストリーティング氏は「予防は治療よりも良い。この改革は命を救い、NHSへの圧力を和らげ、より健康な英国を構築することになる」と付け加えた。
公式統計によると、イングランドでは喫煙が原因で年間約6万4000人が死亡、40万人が入院している。このためにNHSには年間約30億ポンド(40億ドル)の負担が発生し、経済全体では200億ポンドを超える費用が生じている。