[22日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は22日、同社の半導体製造プロジェクト「テラファブ」で、インテルの先端製造プロセス「14A」を採用する計画だと明らかにした。これにより、テスラは同技術でインテル初の主要顧客となる。

外部顧客の獲得に向けて事業の立て直しを図ってきたインテルにとって大きな前進だ。インテルは開発中の次世代14A製造技術で、最大のライバル台湾積体電路製造(TSMC)に対抗する狙いだが、これまで外部の主要顧客を公表していなかった。

インテルの株価は引け後の時間外取引で3.6%上昇した。14Aについて大口顧客と協議中だとしていたインテルはコメントを控えた。

同社は今月、テラファブプロジェクトに参画すると発表した。

マスク氏はテスラの決算会見で、「テラファブが本格稼働するころには、14Aはおそらくかなり成熟しているか、実用段階に入っているだろう。14Aは適切な選択であり、インテルとは素晴らしい関係を築いている」と語った。

テクノロジーコンサルティング会社クリエイティブ・ストラテジーズの代表ベン・バジャリン氏は、インテルの14A技術は「予想以上にインテルにとって大きな意味を持つ」可能性があると指摘。

「最先端の技術では早期の設計パートナーとして複数の企業を擁し、工程上の課題を洗い出し、必要な知見を蓄えることが重要だ。外部顧客として規模の大きな企業が最初に参画するのは非常に好ましい」と語った。

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