Kentaro Sugiyama
[東京 23日 ロイター] - S&Pグローバルが23日に発表した4月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は54.9と、前月の51.6から上昇した。中東情勢に対する先行き不透明感や、供給網が一段と混乱する可能性から一部で生産を引き上げる動きがみられた。供給網の混乱はコストの大幅な上昇を招いただけではなく、購買品の平均納期が大きく長期化する要因にもなった。
調査データ集計期間は4月9─21日。
製造業PMIを構成する項目では、生産高指数が55.4(前月は52.1)、新規受注指数が53.1(同51.3)、雇用指数が53.2(同52.2)にそれぞれ上昇した。
低下すれば納期が長期化していることを示す、サプライヤー納期指数は48.0から37.4へ急低下。購買品在庫指数は49.8から50.4へと小幅に上昇した。
S&Pグローバルの担当者は、新規受注の堅調な伸びを背景に、生産高が急激に伸びたと指摘。中東紛争を取り巻く懸念や先行き不透明感、サプライチェーン(供給網)がさらに混乱する可能性から、一部の製造業では生産量を引き上げたとの報告もみられたという。
同担当者は「現在の製造業の堅調な業績は先行き不透明感が和らぎ、サプライチェーンが安定を取り戻さない限り長続きしないだろう」と見込んでいる。
サービス業PMIは51.2で、前月の53.4から低下した。