Andrew Osborn

[モスクワ 22日 ロイター] - ロシア共産党のベテラン指導者であるジュガーノフ委員長(81)は21日、下院(国家会議)本会議で演説し、低迷する国内経済が1917年のロシア革命のような革命を引き起こすリスクがあると警告し、政府は国内経済を立て直すために緊急の措置を講じる必要があると訴えた。

下院の公式ウェブサイトに投稿された演説の録音によると、ジュガーノフ氏は「われわれは大統領とその戦略、政策を支持するためにできる限りのことをしているが、政府は耳を貸そうとしない」と語った。ジュガーノフ氏はプーチン氏が招集した最近の閣僚会議について、久しぶりに暗い雰囲気だったと話した。「もし政府が金融、経済、その他の方策を早急に採用しなければ、1917年に起きたことが今年秋までに再び待ち受けているだろう」という。

ジュガーノフ氏率いる共産党はソ連共産党の主な後継組織だが、プーチン氏とその中心的な政策を長年の間支持してきた。厳格に管理された政治システムで、与党「統一ロシア」に対して慎重に計算された批判をする役割を担っている。

今回の発言は、9月に予定される下院選で経済的困窮を感じている国民の票を獲得し、プーチン氏を経済問題から遠ざけて、政治システムが対応する必要のある問題の存在を認識していることを示す狙いがあるようだ。

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