Promit Mukherjee Ryan Patrick Jones
[オタワ 21日 ロイター] - カナダの対米通商交渉責任者であるジャニス・シャレット氏は21日、北米貿易協定「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」について、カナダと米国が7月1日の見直し期限までに全ての問題を解決できるとは予想していないが、それでも協定自体が破綻するわけではないと語った。
カナダ商工会議所が主催した討論会で語った。2月に対米首席貿易交渉官に就任して以来、公の場で発言するのは初めて。「7月1日という日付に多くの注目が集まっているが、それは一種の節目であり、崖っぷちというわけではない」と述べた。
USMCAは2020年7月に発効。3カ国は6年ごとに協定を見直し、協定延長の是非を判断する。延長で合意しなければ年次見直しに移行する。財界からは、年次見直しは不確実性を高め、投資や雇用を阻害する恐れがあるとの声が上がっている。
カナダはUSMCA見直しについて米との正式な交渉をまだ開始していない。
シャレット氏は、米国が関与している課題や国際問題の幅広さを考慮し、また物事を適切に進めるという観点から、期限までに全てを解決することは不可能とし「7月1日までに問題が解決されなくても、協定は引き続き有効だ」と述べた。