Pratima Desai
[ローザンヌ(スイス) 21日 ロイター] - 商品取引会社マーキュリアの金属アナリストは、世界のアルミニウム市場では中東紛争による混乱で供給ショックが起きており、今年は大幅な不足に陥る可能性があるとして、「ブラックスワン(予期せぬ極端な事象)」に見舞われていると語った。
中東のアルミ製錬能力は年間およそ700万トンとされ、今年の世界の推定供給量の約9%に相当する。
マーキュリアの金属・鉱業リサーチ責任者、ニック・スノードン氏は、スイスのローザンヌで開催されたフィナンシャル・タイムズ(FT)グローバル・コモディティーズ・サミットの合間、ロイターに対して「アルミ市場で見られている供給ショックの規模は、2000年以降に非鉄金属市場が経験した中で、おそらく最大の単一の供給ショックだ」と指摘。
「われわれは既に『ブラックスワン』の渦中にいる。この規模の事態は誰も予見できなかった」と述べた。
ロンドン金属取引所(LME)のアルミ価格は16日、1トン=3672ドルと4年ぶりの高値を付けた。