[21日 ロイター] - 米アドビは21日、最大250億ドルの自社株買いプログラムを実施すると発表した。期間は2030年4月30日まで。クリエーティブ分野で自律型人工知能(AI)ツールが台頭する中、成長戦略への投資家の信頼感醸成をねらう。
アドビ株は時間外取引で約2%上昇したが、年初来では約30%下落している。多くの投資家は、新たなエージェント型AIがアドビのような従来型ソフトウエアやデザイン製品への需要を脅かすのではないかと懸念している。
ダン・ダーン最高財務責任者(CFO)は「新たな250億ドルの自社株買い枠の設定は、当社の堅固なキャッシュフローと投資家に提供している長期的な価値への自信を示すものだ」と述べた。
ソフトウエアメーカーへの「AI脅威論」は、アンソロピックが先週、「クロード・デザイン」を発表したことで一段と強まった。このツールは、チャットボットを使ってデザイン、プロトタイプ、プレゼンテーションの作成を可能にする。
自律型ツールとの競争に対抗するため、アドビは20日、法人顧客向けにデジタルマーケティングの自動化・パーソナライズを支援するAIツールを発表した。