Tuvan Gumrukcu
[アンタルヤ(トルコ) 20日 ロイター] - 11月にトルコ南部アンタルヤで開催される国連気候変動枠組み条約第31回締約国会議(COP31)はこれまでの決定を行動に移すことを目指し、中心的な議題が資金調達になる。ホスト国および議長国を務める準備を進めているトルコのクルム環境・気候変動相が先週末、アンタルヤで開催された外交フォーラムの場でロイターのインタビューに対して語った。
クルム氏は途上国が気候変動の目標を達成するのを支援するために約1兆ドルの資金が必要であり、資金調達が最も重要な任務だと指摘。さらに、戦争や安全保障危機が世界の主要な関心事となっている現在、気候政策に対する市民の意識を高めるのが不可欠だと付け加えた。
クルム氏は「全てのCOPでこれまでに重要な決定がなされてきた。われわれはこれらの決定に従うが、大事なのはこれらを実践に移すことだ。世界、人類がわれわれに期待しているのは実践段階への移行だ」と述べ、この会議を約束よりも行動が優先される「実行のCOP」にしたいと考えている。
トルコとオーストラリアは昨年まで長期間におよぶ膠着状態を経て、トルコがCOP31サミットを主催して議長国を務める一方で、オーストラリアが交渉プロセスを主導するという形式で合意した。
クルム氏は「全ての国がCOP31までに排出削減目標(NDC)を提出するよう望んでいる。われわれはそのために取り組んでいるし、また国連内部でも取り組んでいる」とし、途上国が自国のNDCを準備するために1億5000万ドルの資金が必要だと付け加えた。
昨年のCOP30で最も大きな欠落点と見なされたのは、化石燃料の世界的な段階的廃止を促進するための文言に関して具体的な合意が得られなかったことだった。
クルム氏はこの問題がCOP31でどのように扱われるかという問いかけに対して、トルコがCOP30の決定を各国に実行するよう圧力をかけることを目指すとし、そのような転換を可能にする技術をさらに発展させなければならないと訴えた。