Hiroko Hamada
[東京 21日 ロイター] - T&Dホールディングス傘下の大同生命保険は21日、2026年度の一般勘定資産運用計画で、国内債券について超長期債を中心に2000億円程度を積み増す考えを示した。前年度の2000億円増加と同規模の想定となる。
運用企画部長の朝野晃司氏がロイターなどに対し語った。年限は20年が中心で「ALM(資産・負債の総合管理)の観点で、キャッシュフローを意識したマッチングを行っている」と説明した。
同社では、年度内の20年金利は3―3.7%のレンジを予想。年度末は3.3%程度と見込んでいる。
日銀の金融政策については、年度内1―2回の利上げを想定しており、ターミナルレート(政策金利の最終到達点)は1.5%程度を見込む。朝野氏は、中東情勢の混迷もあり日銀は利上げに慎重に動くとみているものの、「ファンダメンタルズを考えると利上げをしていかなければならないステージで、6月末までに1回、その後、様子を見て年度内にもう一度利上げを行うのではないか」と語った。
外国債券は、ヘッジ付き、オープンともに残高圧縮を継続する方針。国内金利上昇やヘッジコストの高止まりなどを受けて「特にヘッジ付き外債は相対的な投資妙味が低下している」とみている。これまでも積極的に残高を減らしており、「削減は一巡したため、今年度の削減額はそれほど大きくない」としている。
25年度に引き続き、内外株式は削減を続ける方針。国内株は政策保有株を計画的に減らす。貸付やオルタナティブは増加を計画している。
<25年度は国内超長期債を2000億円積み増し>
前期は国内債券の残高が2000億円増だった。購入が6000億円程度だった一方、売却・償還が4000億円だった。金利リスク抑制のため、超長期債を中心に購入した。
外債は、ヘッジ付き、オープン合わせて600億円減だった。円金利の上昇を背景に、相対的な投資妙味が後退したためとしている。
内外株式は市場変動による収益のボラティリティー抑制を背景に、国内株を1000億円、外国株を300億円減らした。
◎26年度の相場見通し(レンジと年度末)は以下の通り。
日本国債10年物利回り 2.10―2.90%(年度末2.55%)
米10年債利回り 3.30─4.60%(同4.00%)
日経平均 4万9000円─6万3000円(同5万8000円)
米ダウ 4万3000ドル─5万3000ドル(同4万9000ドル)
ドル/円 140―165円(同153円)
ユーロ/円 165―190円(同178円)