Echo Wang Abigail Summerville
[20日 ロイター] - フランスの蒸留酒大手ペルノ・リカールと米酒造会社サゼラックの両社から買収提案を受けている米同業ブラウン・フォアマンの経営権を握る一族は、サゼラックよりもペルノ・リカールへの売却の方が好ましいと考えている。事情に詳しい関係者が20日、ロイターに語った。
関係者によると、一族はペルノ・リカールの方が名門であり、品揃えとブランドの認知度が強いと評価している。
ペルノ・リカールは今年3月、ブラウン・フォアマンとの合併を協議していると明らかにした。両社が合併すれば、売上高で世界最大手ディアジオに次ぐ世界第2位の酒造会社が誕生する。
テキーラ「コラソン」やウォッカ「スヴェドカ」などを手がけるサゼラックは今月、ブラウン・フォアマンの新たな買い手として浮上した。
関係者の話では、ペルノ・リカールの提案は買収額の80%を株式、20%を現金で支払う方式。これによりブラウン・フォアマンの経営一族は、売却後も統合された新会社のかなりの株式を保持して経営に一定の影響力を行使できるという。
これに対しサゼラックはブラウン・フォアマンを総額約150億ドル(1株当たり32ドル)で買収することを提案した。
ペルノ・リカール、ブラウン・フォアマン、サゼラックはいずれもコメントを差し控えた。