[21日 ロイター] - オーストラリアのレアアース(希土類)大手ライナス・レアアースが21日発表した第3・四半期(2026年1─3月)決算は、売上高が2億6500万豪ドル(1億9019万米ドル)と、前年同期の1億2300万豪ドルから2倍以上増加した。レアアースの価格上昇に加え、顧客が中国産レアアースへの依存度を弱めていることによる需要の強さが売上高を押し上げた。

製品構成の改善も寄与し、売上高は四半期ベースで2022年度第4・四半期以来の高水準を記録した。

ライナスは中国企業以外で唯一、軽・重希土類酸化物の生産を手がける。従来のサプライチェーン(供給網)が引き続き混乱していることから、顧客は中国以外で持続可能な調達先の確保に改めて注力しているという。

第3・四半期の希土類酸化物の総生産量は前年同期比69%増の3233トン。マウント・ウェルド鉱山でのハイブリッド再生可能エネルギー発電所の稼働開始により、ディーゼル油の使用量が減少したため、中東紛争に伴うエネルギー価格高騰による混乱は実質的に生じていないという。ただ、原材料コストの上昇を見込んでおり、先行きについては不透明だとしている。

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