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[マドリード 20日 ロイター] - 南米ベネズエラの野党指導者でノーベル平和賞受賞者のマリア・コリナ・マチャド氏は、今年末までに帰国する見通しを示し、米国に選挙実施計画の加速を求めた。

マチャド氏は19日夜にロイターのインタビューに応じた。近いうちに「間違いなく」ベネズエラに戻ると述べ、同国での選挙実施が遅れれば遅れるほど、内乱のリスクが高まると警告した。

「ベネズエラ国民の不安や期待、切迫感を秩序ある市民的な方法で管理するためには、国全体が必要とし、求めている自由で公正な選挙に向けた措置を講じ始めることが非常に重要だ」と述べた。

米国が1月にマドゥロ大統領を拘束したことで、一部の反対派の間ではマチャド氏が国の運営で中心的な役割を果たすのではないかという期待が高まった。しかし、トランプ米大統領は、マチャド氏には短期的に国の運営に必要な支持がないとして、代わりに同国のロドリゲス副大統領を政権運営の責任者に据えた。

マチャド氏は昨年12月にベネズエラを出国し、10年間にわたる渡航禁止を破ってノーベル平和賞を受け取った。2024年の大統領選挙結果を巡る対立以降、1年以上にわたり主に身を隠して生活していた。

マチャド氏は、マドゥロ氏の拘束を受けて、ベネズエラ国民は政府と経済に大きな変化を期待しており、「無政府状態」のリスクを防ぐためには、そうした期待に早急に応える必要があると述べた。

これまで投票を阻まれてきた人々を含めるため、選挙前に有権者名簿を更新する必要があるほか、新たな選挙管理委員を選出する必要があると述べ、これらは「8─9カ月」で達成可能だと指摘した。

ノーベル賞のメダルを贈ったトランプ氏について、対応が十分迅速ではないと断言することは控えた。

「米政府とトランプ氏がマドゥロ氏を法の下に裁くという決断を下していなければ、われわれは今のように前進することはできなかっただろう」と述べた。

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