Elizabeth Piper Muvija M Alistair Smout
[ロンドン 20日 ロイター] - スターマー英首相は20日に議会で、前駐米大使のピーター・マンデルソン氏が就任前の身辺調査で不合格となった事実が自身に伝えられなかったことを巡って「外務省の当局者が、政府の主要閣僚らの大部分にこの情報を隠蔽するのが妥当だと判断したことは信じ難い」として外務省の対応を非難した。その上で「この国の大多数の国民が政治や政府、あるいは説明責任のあり方として期待しているのは、そのようなものではない」との持論を展開した。
スターマー氏はマンデルソン氏を任命したことを改めて後悔していると説明。内閣府の安全保障審査局は、マンデルソン氏に対して機密情報の取り扱いを許可すべきではないとし、不合格と判定するよう助言した。ところが外務省が昨年1月に助言をはねつけ、隠蔽していた。
スターマー氏はこの助言をもし知っていれば、マンデルソン氏を任命することはなかったと主張。今回の事態の再発防止策として、外務省が今後は助言に反する措置を講じることができないようにしたことも明らかにした。
マンデルソン氏は、少女らの性的人身売買で起訴された後に自殺した米富豪エプスタイン元被告との関係が問題視されて昨年9月に解任された。