Jana Winter
[20日 ロイター] - 米連邦捜査局(FBI)のパテル長官は20日、米誌アトランティックと同誌の記者サラ・フィッツパトリック氏を名誉毀損(きそん)で提訴した。
同長官に国家安全保障上の脅威となりかねない飲酒問題があるとする記事が17日に掲載されたことを受けた。
アトランティックの記事は当初、20人以上の匿名関係筋の発言を引用し、パテル氏の「明らかな酩酊(めいてい)状態と説明のつかない不在」がFBIと司法省の当局者を不安にさせたと報じた。
その後、オンライン版の記事では、パテル氏が飲酒した翌日の早朝の会議を変更せざるを得なくなったことや、パテル氏が頻繁に不在になったり、連絡が取れなかったりし、捜査の進展に必要な時間的制約のある決定が遅れることが多いと報じた。
同記事で、ホワイトハウス、司法省、パテル氏はいずれも疑惑を否定した。
パテル氏はロイターのインタビューで、「アトランティックの記事はうそだ」とし、「彼らは掲載前に真実を伝えられていたが、それでも虚偽を掲載することを選んだ」と語った。
アトランティックは声明で、「カッシュ・パテル氏に関するわれわれの報道を支持しており、根拠のない訴訟に対して、アトランティックと記者を断固として擁護する」と述べた。
訴訟はコロンビア特別区連邦地方裁判所に提起された。パテル氏は2億5000万ドルの損害賠償を求めている。