Daniel Wiessner

[20日 ロイター] - 米南部ノースカロライナ州の連邦陪審は20日、運転手から性的暴行を受けたとして女性が提訴していたウーバーに、5000ドルの支払いを命じる評決を下した。

原告女性は2019年3月の深夜2時、ノースカロライナ州ローリーでウーバーの配車サービスを予約し、目的地に到着した直後に体を触られるなどしたため、恐怖を感じて車から逃げ出す事態になり、精神的苦痛を受けたと申し立てた。

ウーバー側は、同社はあくまでソフトウエア企業であり、タクシー会社のように乗客の安全を守ることを義務付けられた公共輸送事業者ではないとし、個人事業主である運転手の行動には責任を持たないと主張。また原告側が今回の件で具体的な被害の立証ができていないと指摘していた。

原告の弁護団は、今回の陪審評決により、ウーバーは運転手の行動に関する責任を逃れられないことが明確に示されたと強調した。

今年2月には西部アリゾナ州の連邦陪審がウーバーに対し、運転手によるレイプ被害を訴えた女性に850万ドルを支払うよう命じている。

こうした評決は、全米で係争中の3300件を超える同様の訴訟の判断基準(ベルウェザー)と位置付けられており、今後賠償を命じる判決が続く可能性もある。

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