Chuck Mikolajczak
[ニューヨーク 20日 ロイター] - 米国株式市場は小反落。米国とイランの緊張が再燃する中、今週期限切れとなる一時停戦が持続されるか不透明感が漂っている。
イランの高官はロイターに対し、パキスタンでの米国との和平協議への参加を検討していると述べた。パキスタンが米国によるイランの港湾封鎖を解除する取り組みを進めていることが背景にある。ただ、別の関係者は、バンス米副大統領がまだ米国内にいるとし、パキスタンに向かっているとの報道を否定した。
イランは先週17日にホルムズ海峡を開放した。これを受けて、同日の市場は急伸。S&P500とナスダックは3営業日連続で最高値を更新し、過去11カ月で最大の週間上昇率を記録した。しかし、イランは週末に海峡を再び封鎖した。
米WTI先物は6.87%高の1バレル=89.61ドル、北海ブレント先物は5.64%高の95.48ドルで清算。S&P500エネルギー株指数は0.21%上昇した。
USバンク・ウェルス・マネジメントの投資ストラテジスト、トム・ヘインリン氏は「週末の海峡再封鎖やイラン船舶の拿捕(だほ)に関するニュースを受けて、完全な再開からは遠ざかった。ただ、少なくとも今週の協議に向けた動きがある以上、以前ほど先が見えない状況ではない」と述べた。同氏はまた、「第1・四半期の決算シーズン真っただ中でもあり、実体経済への波及があったかどうかが問題だ。これまでのところ、銀行からは消費者信用は問題なく、消費支出も堅調なようだと聞いている」と語った。
業種別では通信サービスが最大の下落率を記録した。メタ・プラットフォームズが2.56%安と、昨年10月以来最長となる9営業日連続の上昇に終止符を打った。
ネットフリックスも2.55%下落し、同セクターの重しとなった。同社株は先週、四半期決算と共同創業者リード・ヘイスティングス氏の退任を発表して以降、約12%下落している。
建材卸売企業QXOは3.12%安。建材卸売・施工企業トップビルドを170億ドルで買収すると発表したことが嫌気された。トップビルドの株価は19.38%急騰した。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.08対1の比率で上回った。ナスダックでは1.01対1で値下がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は164億2000万株。直近20営業日の平均は185億4000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 49442.56 -4.87 -0.01 49422.37 49489.63 49245.60
前営業日終値 49447.43
ナスダック総合 24404.39 -64.09 -0.26 24417.53 24435.92 24221.53
前営業日終値 24468.48
S&P総合500種 7109.14 -16.92 -0.24 7117.05 7122.65 7084.41
前営業日終値 7126.06
ダウ輸送株20種 23322.13 +900.05 +4.01
ダウ公共株15種 1151.73 -6.38 -0.55
フィラデルフィア半導体 9599.21 +43.33 +0.45
VIX指数 18.87 +1.39 +7.95
S&P一般消費財 1948.26 -12.74 -0.65
S&P素材 658.50 +3.70 +0.56
S&P工業 1471.41 +2.63 +0.18
S&P主要消費財 928.22 -2.08 -0.22
S&P金融 875.29 +2.95 +0.34
S&P不動産 283.78 +0.77 +0.27
S&Pエネルギー 844.78 +1.80 +0.21
S&Pヘルスケア 1717.96 -16.13 -0.93
S&P通信サービス 472.95 -6.78 -1.41
S&P情報技術 5954.92 +2.26 +0.04
S&P公益事業 464.77 -4.27 -0.91
NYSE出来高 11.66億株
シカゴ日経先物6月限 ドル建て 59300 + 400 大阪比
シカゴ日経先物6月限 円建て 59265 + 365 大阪比