[20日 ロイター] - 米金融大手シティグループの研究者らは20日、米・イランが週内に停戦延長で合意し、ホルムズ海峡の通航と原油生産が6月末までに正常な水準に回復したとしても、世界の原油・石油製品の在庫は約9億バレル減少する可能性があるとの見方を示した。

同行によると、この減少には既に発生した5億バレルの減少に加え、生産開始の遅れや物流上のボトルネック、紛争に起因する被害などによりさらに4億バレルの減少が見込まれるという。

シティは「たとえ今週紛争が終結したとしても、世界の原油・石油製品の在庫は6月末までに8年ぶりの低水準に達する見込みだ」と指摘。ホルムズ海峡の混乱が現在の水準でさらに1カ月続けば、在庫の減少量は合計13億バレルに達する可能性があると述べた。

このシナリオに基づくと、北海ブレント原油価格は2026年の第2・四半期、第3・四半期、第4・四半期にそれぞれ1バレル=110ドル、90ドル、80ドルに近い水準になる可能性が高い。

また、混乱がさらに2カ月続けば、在庫の減少量は約17億バレルに膨らみ、在庫は過去25年間のデータに基づく過去最低の水準まで落ち込み、原油価格は第2・四半期までに1バレル=130ドルに達する可能性があるとした。

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