Nestor Corrales

[マニラ 20日 ロイター] - フィリピン軍と米軍は20日に開始した年次演習の一環として、台湾に近いフィリピンの離島で海上攻撃演習を実施する。比軍のロメオ・ブラウナー参謀総長は、「実戦的な状況」下での両軍の即応能力を試すものになると述べた。

演習は「バリカタン(肩を並べるの意)」と呼ばれ、5月8日まで行われる。オーストラリアが再び参加するほか、カナダ、フランス、ニュージーランド、日本が初めて積極的に関わり、参加国数において過去最大規模となる。

ブラウナー氏は、目的は同盟の強固さを再確認し、地域の安全保障に対する責任を果たすことにあると説明。「われわれはあらゆる領域において、実戦的な状況下での即応態勢をテストする」と語った。

米海兵隊によると、バリカタンでは「特定の対象国」は想定されていない。

上陸阻止のための実弾演習は、南シナ海に面するサンバレス州で行われる。中国が実効支配するスカボロー礁から約230キロの地点だ。

フィリピンと米国は初めて、台湾から約155キロに位置するフィリピン最北端のイトバヤット島で海上攻撃演習を実施する。

中国外務省報道官は定例会見で演習について問われ、アジア太平洋地域に必要なのは分断と対立を生む外部勢力ではなく平和と安定だと指摘。「安全保障面での結託を続けることは自らに跳ね返る結果になると関係国に忠告する」と述べた。

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